現代社会では、情報は私たちの生活の多くの側面を支えています。情報セキュリティが脆弱(ぜいじゃく)であると、私たちの生活や社会に多大な影響を与えかねません。この連載では、一般会社員が普段の業務において情報セキュリティを向上させ、企業価値を保ち増大させる方法を30回のシリーズでご紹介します。

情報セキュリティとは

情報セキュリティとは、組織の情報資産を脅威から守るための方針、手段、活動のことを指します。ここでの情報資産とは、データそのものと、それを処理、蓄積、伝達するシステムおよびネットワークを指します。専門家である情報処理安全確保支援士が注目するのは、この情報資産の保護をいかに図るかという課題です。

情報セキュリティの3要素

情報セキュリティを構成する3要素は、「機密性」、「完全性」、「可用性」です。これらを適切に保護し、管理することで、情報資産は適切に保護されます。疑わしいメールや通信があった場合、これらの3要素にどのような影響があるのかを分析し、適切な対処を行うことが重要です。

なぜ情報セキュリティは重要なのか

情報漏洩などのインシデントが起きると、企業のブランド・リピュテーションは大きく損なわれ、事業にも大きな悪影響を及ぼします。この危機を回避し、持続可能な経営を行うためにも情報セキュリティは欠かせません。中でも一般会社員が情報セキュリティの基礎を理解し、日々の業務に生かすことが、組織全体のセキュリティレベル向上に寄与します。

情報セキュリティの現場での取り組み

情報セキュリティは、テクノロジーだけでなく、組織のポリシーや従業員一人ひとりの行動にも関わります。セキュリティポリシーの策定、定期的な教育・トレーニング、物理的・技術的なセキュリティ対策など、多岐にわたるアプローチが必要です。このシリーズでは、これらの多岐にわたる情報セキュリティの側面について詳しく解説していきます。

おわりに

情報セキュリティは単なるIT部門の課題ではなく、全ての従業員が関与する組織全体の課題です。基本的な3要素とその重要性を理解し、日々の業務において情報セキュリティ意識を高めることが、組織としてのリスクを軽減する道です。今後の連載では、一般会社員が業務において実施すべき具体的な情報セキュリティ対策について詳しく解説してまいります。

次回のテーマは「フィッシング攻撃とその対策」です。社員一人ひとりが知っておくべき基本的な情報から、実際の事例を基にした防御策までを詳しくお伝えします。お楽しみに!